【10本目】BRULO 7 HOP 7 GRAIN DDH IPAを実際に飲み、レビューしてみた。

今日はBRULO 7 HOP 7 GRAIN DDH IPAのレビューをしたいと思います。味の特徴やおすすめ度を写真付きで解説します。今回はスコットランドのクラフトノンアルコールビールを紹介します。

概要

BRULOはスコットランドのエディンバラに拠点を置く、ノンアルコールに特化したクラフトビール醸造所です。IPA（インディア・ペールエール）、STOUT（スタウト）、GOSE（ゴーゼ）など、クラフトビールならではの多様なスタイルの商品を手掛けています。

また商品には通常のビールに用いる原材料のみ使用されており、人工甘味料や保存料は使用されていません。

またBRULOの商品はヴィーガン認証を取得しており、動物性原料不使用、動物実験禁止、動物由来GMO（遺伝子組み換え作物）不使用などを掲げています。

ちなみに非常に残念なお知らせなのですが、BRULOの製造元が製造停止を決定したため、今後は在庫がなくなり次第、販売終了となるそうです。本当に残念です。

7 HOP 7 GRAIN DDH IPAの特徴は、その名の通り、7種の穀物 × 7種のホップを組み合わせて作成されているそうです。複数種類を組み合わせる商品は今までありましたが、7種類はとんでもない種類の多さですね。

ちなみにDDH IPAの『DDH』とは『ダブルドライホップ』の略称です。『ドライホップ』が発酵後のビールにホップを追加することで、ホップの香りをよりビールへ反映させる製法です。その投入量を2倍入れてさらに香りをつけているため、『ダブルドライホップ』というそうです。

通常のIPAも多くのホップを使っているはずなのでこれまたビックリするくらいの量のホップを使用していることが分かります。

デザインは全体的に緑色。芸術的なデザインで中央の目？みたいなデザインも含めて、男心をくすぐるデザインになっています。個人的にはかなり好きなデザインです。

原材料は水、麦芽（大麦、小麦、ライ麦）、酵母、ホップ、オートミール、ライスフレーク、キビ、コーンフレーク、炭酸になります。

ホップは原材料としては1種類しか書かれていませんが、確かに穀物は7種類入っています。もちろん他の保存料はなし。

この商品も他の海外産ノンアルコールビールと同じく1本あたりの容量が330mLと日本製と350ｍLと比べて20mL少ないです。

泡立ちは若干泡立つかなという程度でした。泡も大粒で滑らかさみたいなのはないです。色はとても薄くやや緑が入った薄黄色のような感じです。

注いだ時には柑橘系（グレープフルーツ？）のような華やかな香りがしました。ホップが大量に入っているので、注いだ時点でとてもいい香りがしました。これは期待できます。

味は想像よりはホップの苦みは強くないです。むしろとてもちょうどいい苦味です。

また注いだ時よりも強く柑橘系のホップの香りをダイレクトに感じます。本当はレモンやグレープフルーツが入っているんじゃないかと錯覚するほどです。そして非常に爽やかな味わいです。

程よい苦味×柑橘系ホップのバランスが非常に良いですね。とてもクオリティの高いビールのカクテルを飲んでいるといった方が分かりやすいかもしれません。

もちろんノンアルコールビールの独特なにおいや味のクセはなし。

適度な苦味と柑橘系のホップの香りのバランスが良く非常に飲みやすく感じました。今までに感じたことのないノンアルコールビールですが、飲みにくさを感じる要素はありませんでした。意外にも万人に紹介できる商品でした。